おかいもの革命!プロジェクトとは、買い手・売り手・作り手の三者が参加して、「買いもの」を通じてCO2排出量を抑えたライフスタイルを目指す、名古屋発のプロジェクトです。
1.プロジェクトの概要
<目指すべき姿>
おかいもの革命!プロジェクトは、特に都市(名古屋)において、消費者の意識とは無関係に流れるモノやサービスを大量消費・大量廃棄することによる、CO2排出量の増大に関する問題に着目しています。消費者・流通販売者・生産者の三者が分断(固定化)されている現在の関係から、消費者自らが問題解決をする主体者として行動し、三者が対話や相互学習をすることにより、モノやサービスの新しい流れを作り、CO2排出量を抑えたライフスタイルから低炭素型社会を実現することを目指しています。
<目指す三者像>
CO2排出量を抑えた新たな価値に根ざしたライフスタイルを送る消費者
それぞれの選択が自らの暮らしや地域、社会や環境に影響を与える力があることを認識し、選択することだけでなく、モノの販売や生産にも参画し、日々の買いものを始めとする暮らしの中から行動する消費者。
低炭素型社会に向けた新しい機能をもつ流通販売者
消費者に商品を「買う場」を提供するだけではなく、消費者と生産者や地域を「つなぐ場」を作り出すことで、低炭素型社会への移行を促進させる、エコロジーとエコノミーを両立させた新しい機能を持つ流通販売者。
対話をしながら低炭素型商品の開発を進める生産者
商品開発において、旧来型の「売る」に焦点を当てた商品開発だけではなく、これまでのエネルギー負荷の高い生産・流通を見直し、消費者が選択した商品を通じて暮らしや地域・社会をよりよいものへと導くために、消費者と流通販売者と対話をしながら低炭素型商品を作る新しい形の商品開発を行う生産者。
<アプローチ>
本プロジェクトは以下の5つのアプローチにより、名古屋地域の脱温暖化に向けたシナリオの開発を進めています。
<実施期間>
2008年10月~2013年9月(5年間)
<プロセス>
<プロジェクトについて>
本プロジェクトは、JST(科学技術振興機構)社会技術開発センター「地域に根ざした脱温暖化環境共生社会研究開発領域」(領域総括:堀尾正靭)に採択された「名古屋発!低炭素型買い物・販売・生産システムの実現」プロジェクト(JST名古屋プロジェクト)として実施しています。
JST社会技術開発センター webサイト http://www.ristex.jp/
2.実施体制とメンバー
本プロジェクトは4つのグループに分かれ、企業・行政・市民など様々なセクターの関係者と連携しながらプロジェクトを進めています。